The Window of “Sunlight”
『陽光–或る島の記憶のかけら』にお越しいただいたお客様の中には、壱岐島ご出身の方とも多く出逢いました。或る方は、「この絵の中に私の故郷がある。」と仰います。郷愁と言ってしまうには安易なその方の心情を読み取ることができます。壱岐島に生きる人々を描いた松嶋圭氏の短編集『陽光』の表紙カバーのために描いた作品が、奇遇にも壱岐島ご出身の方に購入希望をいただくに至り、大変嬉しく思いました。『陽光』が読者の方々に広がったように、わたくしの作品も誰かの心に届くのであれば大事にしていただき、より豊かな世界になればと思います。
良い飾り手様にもらえてわたくしも大変嬉しく。さらに精進して参りたい気持ちです。